東京小唄・清元・三味線教室

11/13(金) 清元 紅風会

投稿日:2009年11月13日

紀尾井町ホールにて開催されました。
「雁金」浄瑠璃(タテ)で出演致しました。
「雁金」という曲は清元3大難曲に入っているという事をあとでお聴きしました。本当に苦戦致しましたが、とても良い経験になりました。
雨の中応援に来て下さいましてありがとうございました。
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【歌詞】
雁金(色増栬夕映)
雁金を結びしかやも昨日今日 残る暑さを忘れてし 
肌につめたき風たちて ひるも音をなく蟋蟀に哀れを添える秋の末 
我身一つにあらねども 憂きにわけなきことにさへ
露の涙のこぼれ萩 くもりがちなる空ぐせに夕日の影の薄紅葉
梅も桜も色かへる中に常磐の松のいろ
まだその時は卯の花の夏のはじめに白河の関はなけれど人目をば
厭ふへだての旅の宿飛び交う蝶に灯の消えて若葉の木下闇
おもはぬ首尾にしっぽりと結びし夢も短夜に覚めて恨みの明の鐘
空ほのぐらき東雲に木の間がくれのほとゝぎす鬢のほつれをかきあぐる
櫛の雫かしづくか露か濡れて嬉しき朝の雨
はや夏秋もいつしかに過ぎて時雨の冬近く散るや木の葉のばらと
風にみだるゝ萩すゝき草の主は誰ぞとも名を白菊の咲出でゝ匂ふ此家ぞ知られける

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