東京小唄・清元・三味線教室

勝名のり

投稿日:2010年6月1日

【歌詞】
勝名のり うしろ姿をうっとりと見れば見る程
粋な極手が今も目に アーエーままになるなら
横綱はらせ廻しの模様は隅田川百本杭に都鳥
向こうの空に富士の山 高く打ち出す回向院
櫓太鼓はてんてんと 音のひびきや東雲に主と
地取りがよオホホしてみたいホット吐息を
見とがめられてほてった頬にアラ夏の風が吹くえ
【解説】
大相撲の夏場所を歌ったもの。勝名のりを受けた贔屓にしている力士の後姿をうっとりと見ているのは「主と地取りがしてみたい」と言っているから女性。できることなら横綱になってほしい、そうしたら化粧回しを送りたいもの、その模様は隅田川・・・と色々夢想している。「アーエーから・・・ホホしてみたい」までは相撲甚句の名調子。

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