東京小唄・清元・三味線教室

雪のあした

投稿日:2010年12月29日

【歌詞】雪のあしたの朝ぼらけ
    浪花(なにわ)の浦の 真帆片(まほかた)帆(ほ)
    往来(ゆきき)の船で便りする
    妾(わたし)や こうしているわいな
【解説】
 宅 徳兵衛作詞
 清元順三 作曲 明治三十五年頃、清元順三が大阪へ移り住んでから二年くらいたった五十二歳の頃、東京恋しさの想いをこめて作曲した江戸小唄と想像される。
この曲の基調を上方小唄に置き、「雪のあした~真帆片帆」までで、真帆片帆の浮く浪花の浦の雪の朝ぼらけを、上方調で描いている。(江戸小唄 木村菊太郎著より)

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