東京小唄・清元・三味線教室

夜桜や

投稿日:2011年4月2日

【歌詞】
夜桜や 浮かれ鴉がまいまいと
花の木影に誰やらがいるわいな
とぼけしゃんすな 芽吹き柳が
風にもまれて ふうわり ふうわりと
おおさ そうじゃいな そうじゃわいな
【解説】
文化年間の吉原の夜桜を唄った上方小唄である。「浮かれ鴉がまいまいと」は吉原の客が「張見世」をのぞいて歩く様子を唄ったもので「浮れ鴉」は「吉原雀」と同じく浮かれ男が舞い舞い歩くのと毎夜毎夜とをかけた言葉である。「夜桜」を見にゆこうと言えばつまり吉原へ行こうという意味になった(木村菊太郎著 江戸小唄より)

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