東京小唄・清元・三味線教室

船に船頭

投稿日:2011年6月12日

【歌詞】
船に船頭ささやいて
今朝の出潮に首ったけ
惚れてかよえば
千里も一里じゃえ
【解説】
芸者と船頭との色事は色町のご法度というのを
やっと人目を忍んで夜更けに馴染みの芸者との逢瀬を果たして、朝露の中を岸につないだ自分の船に帰り着いた船頭を唄ったもの。
上げ潮(=出潮)となった隅田川を乗り出すといったところが「船に船頭ささやいて今朝の出潮に首ったけ」である。

 |