小唄清元教室

2011年8月 アーカイブ

2011年8月20日
8/20(土) 名古屋、小唄ゆかたざらい

名古屋お稽古場にて開催されました。名古屋会長様、3世代の出演が注目でした☆少数先鋭!レベルのグンと上がったゆかたざらいでした☆皆様の写真は後日アップ致します。

2011-08-20 15_29_52misaki.jpg


2011-08-20 15_50_08mina.jpg


2011-08-20 16_54_47ennkai.jpg

2011年8月 1日
三千歳(みちとせ)

一日逢わねば千日の 思いも積もる春の夜の
静かに更けて冴え返る 寒さをかこう袖屏風
入谷の寮の睦言も 淡き灯影に波打たす
隙間をもるる 雪下ろし


【解説】     市川三升作・草紙庵曲
清元「三千歳(忍逢夜春雪解)」から採ってある。春とは名のみの寒さに降る雨もいつしか雪となり、数々の悪事に追われる身の片岡直次郎が、吉原で深く契った三千歳が入谷の寮に出養生に来ていると聞き一目逢ってから高飛びしようと、人目を避けて入谷村へ来たが、訪ねることが出来ず、立ち寄った蕎麦やで出会った按摩の丈賀に手紙を託す。
あとからそっと、寮の門を叩くと、三千歳が飛び立つばかりに立出て「一日逢わねば千日の、思いに妾しゃ患うて・・・」と直次郎に縋り付く。
 入谷の寮での、三千歳と直次郎の色模様を唄ったもので、他に「直侍(なおざむらい)」という曲もある。


☆いつも、美味しいお菓子を持って来て下さいます、富永様が唄ってくださいます。夏に、雪の曲を出すのもいいですよね、付け唄(小唄2題のうちのもう1曲)はちゃんと、「対浴衣」になっています。又、こんなに美味しそうなお菓子(HIYAMAの焼ドーナツ)を持って来て下さいました。お蔭様で、夏痩せとは無縁の生活を送っております。


2011-07-30 11_48_01 do-natu.jpg

2011年8月 3日
引けは九つ

引けは九つ なぜそれを 四つというたか吉原は
拍子木までが 嘘をつく

【解説】   久保田万太郎詩・山田正太郎曲
「引け」とは江戸時代の廓で、遊女が張見世(はりみせ)をやめて入り口の大戸(おおど)を閉ざす終業の時刻で「引けは九つ」(現在の午後十二時)と定められていた。しかし吉原では営業政策上九ツの鐘を合図に、遊女屋の男衆がお客へ時刻を知らせる為に廊下を歩きながら打つ拍子木を四ツしか打たないで、引け四ツ(現在の午後十時)とごまかして、あと一刻(二時間)ほど営業を延ばしていた。
「吉原は拍子木までが嘘をつき」という川柳はこのことを指したもので幕末名古屋に流行した「どどいつ節」の中にも「なんぼ嘘いう廓じゃとても 引けの鐘まで嘘をいう」がある。

☆本田さんが唄って下さいます。本田さんは津軽三味線もなさっていて、先日名古屋大会で準優勝されたそうです!すごいですね!忘年会の一芸で是非ご披露してもらいましょうね!

2011-08-02 14_05_56 honnda.jpg


110731_1940~02 torofhi^-.jpg

2011年8月 4日
浦漕ぐ船

夕立ちのすぎて涼しや白鷺の 片足あげて岸近く
風の前なる羽づくろい みだれみだれしよしあしの
いやじゃいやじゃは裏のうら 浦こぐ船のゆれごこち
女波と男波がうち上げてはまたうちおろす

【解説】 岡野知十詩 吉田草紙案曲
これは安政4年江戸の市村座で興行した「編模様燈籠菊桐(あみもようとうろうきくぎり)」七幕十五場の狂言の洲崎の土手の場をうたったもので、作者は河竹黙阿弥で、遊女玉菊と小猿七之助をないまぜにして脚色されたものですが、この小唄は、昭和6年2月東京劇場で先代守田勘弥がひさしぶりにこの狂言をだした時に独吟につかった唄で、作者は岡野知十さん。なんにしても小猿七之助が御殿女中の滝川を手ごめにする場面で、黙阿弥の作の中でも、もっとも肉感的な芝居です(草紙案の小唄解説集より)


☆一刻者の焼酎を抱えている石井さんが唄って下さいます。艶っぽい小唄ベスト3のうちの1曲ですので是非、肉感的に宜しくお願い致しますね。今日はお稽古の後、そうめんパーティーでの女子会となりました。楽しかったです☆

2011-08-04 19_39_43 isii.jpg

2011年8月 6日
あの日から

あの日から 噂も聞かず 丸三月 出合頭は不忍の
蓮もすがれた片かげり 会えてどうなるものでなし
私もこんなに痩せました 義理の枷

【解説】 小野金次郎詩・中山小十郎曲
この小唄の主人公は下谷の若い芸者。薄情な花柳界の義理の枷から、会うまいと定めてもう九十日、冬の夕暮時お座敷着のままで不忍の池のほとりに来て、片かげりの陽をうけた枯れすがれた蓮を見ていると、偶然その人に出合った。「どうしてる」と肩に手を置かんばかりにその人がいった時、女はただ一言、「こんなに痩せましたわ」とつぶやく。会えたといっても会わなかったと同じで、二人はただ別れるだけである。(昭和小唄 その二 木村菊太郎著)


☆初舞台の石黒様が唄ってくださいます。蓮の花のご縁で入門してくださいましたのでぴったりの曲ですね。

先日、不忍の池に見に行ってまいりました。満開でした!偶然出合えたときに「どうしたの?(太ったね)」と言われないように、今年もウォーキングしています。


2011-08-01 06_42_30hasu.jpg

2011年8月10日
清元 「鳥羽絵」

【歌詞】
tobae.jpg
【解説】
鳥羽絵とは。平安後期の画家鳥羽僧正覚猷の描いた戯画をいう。清元の「鳥羽絵」の題材は、羽根の生えたすりこ木で、描いた人は春卜(しゅんぼく)という民間画家であるという。
内容は、ストリップに近い半裸体の下男が、枡(ます)をもって鼠(ぬいぐるみの踊り手)を追いかけると、すりこぎに羽根が生えて飛ぶので、驚く。そのうち、逃げた鼠は女鼠らしく、そばに寄ってきて、下男を相手に色っぽくくどき立てる。変態的なクドキである。気味の悪い下男が腹を立てるが、結局鼠に愚弄され、駄洒落を飛ばして逃げて行く。(復刻 清元志寿太夫全集 清元五十番より)


☆今年は初めて、清元のゆかたざらいも、行われます。武藤様が三味線で出演されます。邦楽初めて、三味線初めてで、「鳥羽絵」に挑戦!ご本人は、この快挙に気づいていないと思われますが、すごいことだと思います。次回は「うかれ坊主」を演りたいとの野望をお持ちです。本日、マスクメロンを持って来て下さいました。丁度食べごろで美味しかったです。ごちそうさまでした!

2011-08-09 12_30_06 meronn.jpg

2011年8月11日
茶のとが

茶のとがか 寝られぬままの爪弾きに
浮河竹の水調子 涙ににじむ薄月夜
傘持つ程はなけれども 曇りがちなる我が胸を             
晴らす雲間の ほととぎす   


【解説】
お座敷で飲んだ抹茶のせいか、夜が更けてもなかなか寝つかれぬ妓は、起き上がって三味線を手に取る。四辺に気をつかって水調子の爪弾きでポツンポツンと弾いてみるうちに、恋しい胸の中をまだ打ち明けられぬ人のことが思い出されてつい涙ぐむ。外は五月の薄月夜で、暈(かさ)をかむっているという程ではないが、ともすれば曇りそうな「わが胸」によく似た月夜である。その五月の雲間を、一声高く名のって過ぎる時鳥の声、それが、曇りがちな自分の胸の雲を吹き晴らすかのようであった。

水調子=三味線の絃のゆるんだ低い高位(ピッチ)を言う。これは、余り 音を響かせないで弾く場合とか、自分で楽しみに弾く場合に用いられる

憂き川竹=「川竹」とは、川辺に生えている竹で、その竹の先は垂れ下がり、常に川水に押し流されて浮いたり沈んダリ意だりしている事から、之を遊女の浮沈定まらぬ境遇に沈定まらぬ境遇にたとえて「憂き川竹の勤め」と言った。


☆少しお休みしていた松澤さんがカムバックし唄って下さいます。お茶もたしなまれるのでぴったりですね!

_matuzawa.jpg

2011年8月13日
清元「申酉」

【歌詞】
sarutori.jpg

【解説】
赤坂の日枝神社の祭りは「山王祭(さんのうまつり)」といい、神田祭と並んで、江戸の二大祭の一つであった。その山王祭の行列の先頭は、猿と鶏の山車(だし)なので山王祭のことを俗に「申酉の祭」ともいい、この語りだしも「申酉の花も盛りの」となっているわけである。この曲では、祭りの行列に金棒曳きとして加わる鳶の頭が一人出て、一杯機嫌で、自慢話やのろけ話をし、威勢の良い遊びを滑稽まじりで陽気に繰り広げる。最後は、お祭りなので、めでたく「石橋(しゃっきょう)」の獅子の文句を取り入れて、結びとしている。(復刻 清元志寿太夫全集 清元五十番より)

☆清元、初舞台の小笹様が三味線で出演して下さいます。朝練で暗譜に挑戦していらっしゃいます!素晴らしいですね!

2011-08-11 19_00_06 kozasa.jpg

2011年8月15日
ホテイアオイ

夏に咲く水草でお隣さんから、分けていただきました☆素敵ですね。それからスイカのオカキを頂戴致しました。浴衣ざらいの準備が佳境に入っておりますが、喜裕美会、最若手2人は海外でニューハーフショーなどを楽しんでいる模様!(生徒ブログ参照)喜裕美会父母会でツアーを組んで伺いますので、宜しく~☆まずは浴衣ざらい、汗、汗・・・。

2011-08-09 12_42_38hoteiaoi.jpg


2011-08-11 11_12_13suika1.jpg

2011年8月18日
清元 「十六夜清心」

十六夜1.jpg

十六夜2.jpg

【解説】
鎌倉の極楽寺の所家(修業僧)清心は、大磯の遊女十六夜のもとに通い、女犯の罪で追放される。稲瀬川の堤へ来かかった清心は、廓を脱出して来た十六夜と逢う。十六夜はどこへなりと連れて行ってくれと頼むが、清心はそれを断り、京へ上がって修行したいと言う。どうしても聞かれないとあきらめた十六夜は身を投げて死のうとしたので、これを引留めて、清心の子まで宿していることを知り、二人は川に身をなげる。(このあと、清心は泳ぎを知っていたので死に切れず、川から這い上がり、十六夜も川下で悪人に助けられ、あとの幕で二人とも悪人になるが、清元の曲は身投げまでで終わっている。(復刻 清元志寿太夫全集 清元五十番より)

☆いつも綺麗な薔薇を持って来てくださる田中様が三味線で出演します。一番に暗譜に挑戦し、皆さんのやる気をぐっと引き上げて下さいました!曲にちなんで「十六夜薔薇」という
素敵な薔薇を持って来て下さいました。(花びらの一方が欠けているのでこの名前がついている)素敵ですね☆美味しいアップルパイも持って来て下さいました!ご馳走様でした!

izayoibara.jpg


pai.jpg

2011年8月19日
三社祭

【歌詞】
軒花に網を描いた提灯の 縁も深い 宮戸川
三社祭に風かおる町の名誇る半纏の 勢いを見せた宮出しや
一の宮から三の宮荒れた神輿のその中に 幼馴染みのあの人の腕にちらりと入黒子
命と云う字が憎らしい

【解説】
小林栄詩 春日とよ稲曲
三社祭はその昔宮戸川(みやとがわ)に出漁して浅草寺の本尊観音像を網の中から迎えたという土師臣中知(はじめのおみなかとも)とその臣檜前浜成(ひのくまはまなり)・武成の主従を祀った浅草神社の例祭で、昔は3月だが明治より5月17日・18日となった。「宮出し」とは同社安置の「一の宮」「二の宮」「三の宮」と呼ばれる三基の神輿が各町内で選ばれた氏子の若者たちの手で担ぎ出され「ワッショイ、ワッショイ」の掛け声勇ましく町内を練り歩く行列である。(現在「ソイヤ、ソイヤ」の掛け声は何時から始まったものであろうか)小唄は手古舞姿の芸者の一人が祭半纏に神輿を担ぐ勇み肌の、幼馴染の腕に「○○命」の情人の名を小さく入れ墨した「入れぼくろ」を見てちょっと嫉妬する所で、氏子の小林栄が沸き立つような浅草の賑わいをいなせに描いたものである。


☆喜裕美会の若手男子、笠井君が唄ってくれます。5年前、若~いピカピカの笠井君の前で小唄を披露し、感想を聞いたら「お経みたい・・・」と言われたのを思い出しました。こんなに頼もしい青年になりました☆

__kasai.jpg

2011年8月20日
名古屋小唄お稽古

夏休みで帰国中の是ちゃんが、忙しい合間をぬって、名古屋のお稽古場に来てくれました。帰国中も、東北、タイ、シンガポール、とめまぐるしく動きまわっておりましたが、しっかりと三味線かかえ、高速バスでお稽古に来ました!エライ!
名古屋の「ひつまぶし」を食しながら、話がつきませんでした。

2011-08-19 17_33_56kore.jpg

2011年8月22日
小唄「向島名所」チーム

下ざらい、第1部を行いました。まだ2週間前ですので余裕があるというか仕上がりが半分でしたね!「向島名所」チームも頑張っています☆打ち上げだけは、完璧☆全員、大きなおにぎりで閉めました!焼酎も2本あけちゃうし・・・!
2011-08-16 16_00_53mukouzima.jpg


2011-08-21 14_10_50mukouzima.jpg


2011-08-21 19_21_47utiage.jpg


【歌詞】
五月雨や 竹谷の渡し上げ花火 燈籠流しに都鳥
言問い団子に桜餅 ちょっとみやげにかわしゃんせ
土手の桜の色もよく 水神の逢う瀬嬉しき 夕映えや
小唄で忍ぶ名所を昔ながらの河水に 隅田八橋くぐり流るる

2011年8月29日
下浚い後半戦

緊張と迫力の清元下ざらいは、写真とりわすれました。皆さん気迫の演奏で本番が楽しみです!
小唄の第2部下ざらいと打ち上げもうなぎを食べながら無事に終了しました。
本番まで肝臓ガンバレ!

2011-08-27 17_36_58久保田.jpg


2011-08-27 13_30_13mutou.jpg


2011-08-27 13_22_20yukigaki.jpg

清元「夕立」

CCI20110829_00000yuudati2.BMP

【解説】
河竹新七作の「白波五人女」の柳橋梅川の料亭の場に使われた「余所事浄瑠璃(よそごとじょうるり)」である。奥女中に化けた女賊の須走りお熊が、折柄の夕立の雷鳴に、真野屋徳兵衛を色仕掛けなびかせる場面に使った。この曲自身は、いきな美しい叙景と叙情を織り交ぜた小品である。隅田川の夏景色に、御殿女中の恋の目覚めをあしらった歌詞になっている。  余所事浄瑠璃(よそごとじょうるり)とは舞台の登場人物や筋には直接の関係はなく、どこか余所で演奏されている浄瑠璃として間接にその舞台の情緒を助ける一種の効果音楽である。(清元五十番より)

☆清元初挑戦の宇夫さんが、初々しい声で艶っぽく唄ってくれます!そして、加藤さんが新調した三味線でこちらも初舞台で三味線を演奏してくれます。

2011-08-27 13_30_41 uohitori.jpg

小唄三味線着物の清元教室生徒募集中