東京小唄・清元・三味線教室

小唄「今年や何だか」

投稿日:2011年11月27日

【歌詞】
今年や何だか面白い しかも二日の初夢に 宝入船客7人
手を打ちや福がよる こいつアまた妙だ妙だ妙でんす
上には鶴が舞い遊び 下には亀が波の上 黄金の花が 咲いたかえ
咲きやした ええ見事じゃえ
【解説】
「初夢」とは大晦日の夜から元旦に至る夢のことであるが、江戸では幕末から二日の夜の夢を初夢とする習慣になった。「宝入船客7人」は宝船と七福神をを指す。「妙でんす」は妙ですというのを兆殿司(ちょうでんす)という上方の廓言葉を利かせたもの。「黄金の花」は金銀財宝のこと。「妙でんす」とか「咲きやした」とか江戸の通人の言葉をまねた、粋な江戸小唄、お目出たい江戸小唄である。
☆いよいよ今年も残りわずかとなってまいりました。今からお正月の曲をお稽古すると丁度いいですね、名古屋小唄お稽古所の新年会では全員でこの曲を唄うことにしました☆

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