東京小唄・清元・三味線教室

小唄「門松」

投稿日:2012年1月10日

【歌詞】
門松に 一つとまった 追羽根のそれから明ける 年の朝 早も三河の太夫さん
エエ ヤハンリャ目出たや 鶴は千年鳥追い海上はるかに 見渡せば年始御礼は福徳や
供は勇の皮羽織 エンヤリョ 空も晴れたり奴凧
【解説】  
田中青滋作詞 清元栄次郎作曲
江戸時代の正月の風景を唄ったもので「三河の太夫さま」は三河万才のこと。「鳥追」は編笠をかむって門付の女芸人で「海上はるか見渡せば・・・」はその鳥追唄の一節をそのままのせたもので、唄い方は鳥追唄を忠実に「かいしょう遥か」と唄うこと。「年始御礼は福徳や・・・」は礼者の中に分限者の「福徳屋」なにがしが回礼に歩いているのを見かけて唄ったもの。そのお供は皮羽織を着た町内の頭である。
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☆早くも7日を過ぎ松が明けたので門松の姿はなくなりましたが、写真は浅草ビューホテルに飾ってあった、大きな羽子板です!「助六」でした。
☆小唄「門松」は1月27日(金)、三越劇場にて「各派名流小唄大会」で唄います☆チケット希望の方はお問い合わせよりお申込み下さい。

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