東京小唄・清元・三味線教室

とめてもかえる

投稿日:2012年7月30日

とめてもかえるなだめても かえるかえるの三ひょこひょこ
とんだ不首尾の裏田圃 ふられついでの 夜の雨

【解説】   尾崎紅葉詩 二世清元梅吉曲
明三十年頃、当時文壇の尾崎紅葉が塚原渋柿園らと新橋の竹福久井に遊んだ時に作詞し、同席の二世清元梅吉が作曲したという江戸小唄である。
 紅葉がまだ売り出しの頃、吉原でお目当ての妓に振られて仲居がとめてもなだめても帰る帰ると中っ腹で帰る途中、裏田圃(俗にいう浅草田圃)で又、雨に降られた、tぴう想い出を唄ったものであろう(小唄鑑賞 木村菊太郎より)

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