東京小唄・清元・三味線教室

からかさ

投稿日:2014年4月6日

【歌詞】
からかさの骨はばらばら
紙や破れても
離れ離れまいぞえ千鳥掛
     
私や私や野に咲く
一重の桜
八重に八重に咲く気は
更にない
【解説】
明治期の俗曲「からかさ」から摂った江戸小唄である。「千鳥掛(ちどりがけ)」というのは、傘の轆轤(ろくろ)に集まる骨を斜めに左右からかがった糸を言うので、唄の意味は傘の骨がばらばらになり、紙は破れても二人の仲は千鳥掛に結ばれて離れる事はないという意味である(小唄鑑賞 木村菊太郎

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