東京小唄・清元・三味線教室

6月大歌舞伎No.3

投稿日:2015年6月27日

通し狂言「新薄雪物語」☆☆こんなに盛りだくさんの物語とは知りませんでした。題名からして、そんなにおもしろそうじゃなさそうなので、スルーと観ていました。でも、解説を読んで、そのおもしろさが少し分かりました。「うすゆき物語」は17世紀の日本の恋愛小説(といっても、全文が29通の恋文だったそうです)が下敷きになっているのです。ちなみにイギリスでは18世紀に同様のものが出たそうです。日本のが先んじていたのですね。それからは、真剣に観ました。「菅原伝授手習鑑」に匹敵するくらいの中身です。通し狂言はなかなか上演されないので、せっかくの機会を逃してしまいました。反省しきりです。gon

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