東京小唄・清元・三味線教室

紅葉狩(鬼揃)

投稿日:2017年12月1日

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歌舞伎にもなっている平維茂による信州の戸隠山の女鬼退治を描いた『紅葉狩』を観世流(シテ観世芳信)で国立能楽堂で鑑賞してきました。
大勢の侍女を連れた美しい女性が山中で紅葉狩の宴を催していると、そこへ平維茂が鹿狩りのため通りかかります。
女たちは、維茂を招き入れ、酒を勧め舞を舞い、維茂が酔って眠り込んだのを見届けると、姿を消してしまいます。維茂が眠っていると、石清水八幡宮に仕える武内の神が現れ、女の正体が鬼であることを告げ、枕元に剣を置いて去って行きます。目を覚ました維茂は、夢で授けられた剣を手に、正体を現した鬼たちを激しい戦いの末に打ち倒します。
今回は「鬼揃」により、通常は一人である鬼が六人登場し、よりスペクタクルで豪華絢爛な舞台が繰り広げられました。
mak

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