東京小唄・清元・三味線教室

あいうえお順

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お伊勢まいり
2010/12/28

初心者がはじめに習う曲です。さらりと唄いますが実は内容は重い心中のお話です。 〔歌詞〕 お伊勢まいりに 石部の茶屋であったとさ 可愛い長右衛門さんの岩田帯しめたとさ えさっさのえっさっさのえさっさのさ […]

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逢うて別れて
2010/11/04

【歌詞】 逢うて別れて 別れて逢うて 千切れちぎれの雲みれば 恋しゆかしの一声は わたしゃ松虫主はまた 空吹く風の呑気さよ 男心はむごらしい 憎うなるほどにくいぞえ 【解説】 平岡吟舟、作詞作曲 「千 […]

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秋の七草
2010/10/04

【歌詞】 秋の七草虫の音に鳴かぬ蛍が身を焦がす 君を待つ虫鳴く音に細る恋という字は大切な 【解説】秋の七草は萩、尾花、葛、撫子、女郎花、藤袴、朝顔(代わりに桔梗)です。 初秋、蛍の命は夏で尽きてしまう […]

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虫の音
2010/09/21

【歌詞】 虫の音をとめて嬉しき庭づたい あくる紫折戸桐一葉 ええ憎らしい秋の空 月はしょんぼり雲がくれ 【解説】 作詞作曲者不明 秋の夜に、すだく虫の音をとめないようにそっと 庭づたいに忍んでゆく。紫 […]

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一声は月
2010/08/02

一声は月が啼いたかほととぎす いつしか白む短夜にまだ寝もやらぬ手枕や 男心はむごらしい女心はそうじゃない 片時逢わねばくよくよと愚痴なようだが泣いているわいな 【解説】 安政4年(1857)5月、江戸 […]

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夏の雨
2010/07/30

【歌詞】 夏の雨 凌ぎし軒の白壁に 憎や噂をまざまざと 相合傘に書いた文字 見てはほころぶ片えくぼ 【解説】 初代永井ひろ詩・曲。 突然の夕立で雨宿りをした家の白壁に、偶然に自分の恋の噂の落書きを見つ […]

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勧進帳
2010/07/12

月の都を立ち出でて 身は篠かけの旅衣 紫香うりんどうも 叩く時雨にうなだれて 今は露おく鬼あざみ 深き情けの関越して 気も晴れ渡る花の道 飛び六法の蝶ひとつ

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梅雨の晴れ間
2010/07/08

【歌詞】 梅雨の晴れ間の青葉風 ふるる音もよき風鈴に しのぶの色も軒ふかく  呼声「金魚金魚目高金魚」それと心も飛び石に 庭下駄軽く 木戸の外 行ききの人もすがすがと 染ゆかた 【解説】 山田蔦舎詞  […]

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お夏
2010/06/26

ひとしぐれ過ぎてしょんぼり案山子 過ぎてしょんぼり案山子笠 ぬれて破れて何もの思う お前清十郎さんかもしえと問えば ほろりほろほろ雫が落ちる 泣いてたもるかそれならば なんで弓矢をこちむける ええまえ […]

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上汐
2010/06/17

上汐につれて繰り出す数々の船 は面舵とりかじよ向こう鉢巻片肌ぬいで きおいを競う江戸っ子が月と花火に浮かれつつ 急いで漕ぎ出す川開き エエ西瓜にまくわ瓜はようがすかな 玉子や玉子豆や枝豆 東西うつし絵 […]

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秋の野に出て
2010/06/17

【歌詞】 秋の野に出て七草みればアアさんやれ  露で小褄がみな濡れかかるよしてもくんなよ 鬼あざみ 【解説】 安政以前の古い唄。秋の野に出て「虫聴き」や「七草見物」をすることは初秋の風流な行事であった […]

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春風がそよそよ
2010/06/17

春風がそよそよと福は内へとこの宿へ鬼は外へと 梅が香添ゆる雨か雪かままよままよ今夜もあしたも居続けにしょうが酒 逢いたさに来てみれば酔うてそのまま寝てしまい あとは泣くやらじれるやら愚痴をならべてまま […]

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勝名のり
2010/06/01

【歌詞】 勝名のり うしろ姿をうっとりと見れば見る程 粋な極手が今も目に アーエーままになるなら 横綱はらせ廻しの模様は隅田川百本杭に都鳥 向こうの空に富士の山 高く打ち出す回向院 櫓太鼓はてんてんと […]

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葉桜や
2010/05/01

 葉桜や 月は木の間をちらちらと   叩くくいなに誘われてささやく声や   とまの舟

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湯島境内(婦系図)
2010/03/15

久しぶり髷も似合ったふたり連れ梅もほころぶ境内で 嬉しい思いもつかの間に義理にせかれた切れ話お蔦が涙 なくなくもくぐる鳥居の影暗く月もおぼろの春の宵

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三千歳
2010/03/15

一日逢わねば千日の思いも積もる春の夜の静かに更けて冴え返る寒さをかこう袖屏風入谷の寮の睦言も淡き灯影に波打たす隙間をもるる雪下ろし

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涼み舟
2010/03/15

夏の涼みは両国で行き逢う舟のさざめ唄 月あかり見ればおぼろのつめ弾き姿忍び逢う夜の首尾の松 うろうろ舟の行逢いに「エエ西瓜はいかが豆や枝豆」影芝居 まず銅鑼の音「しがねえ恋の情が仇」命の綱の切れたを […]

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色気ないとて
2010/03/14

色気ないとて苦にせまいもの賤が伏家に月もさす 見やれ薔薇にも花が咲く田植え戻りに袖褄ひかれ 今宵逢おうの目づかいに招く合図の小室節薄に残る露の玉 かしくと読んだが無理かいな

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浦漕ぐ舟
2010/03/14

夕立のすぎて涼しや白鷺の 片足あげて岸ちかく 風のまえなる羽づくろい みだれみだれしよしあしの いやじゃいやじゃはうらのうら 浦漕ぐ船のゆれごごち 女なみと男なみがうちあげてはまた うちおろす

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うからうから
2010/03/14

うからうからと月日たつのになしのつぶての沙汰なしはやみじゃやみじゃと待つうちにお月様ちょいと出て南無阿三ぼうそばやさん何時じゃ引けじゃえ