東京小唄・清元・三味線教室

た行

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梅雨もよい 
2020/04/13

【歌詞】 梅雨もよい 傘もつほどはなかりしに いつ降りそめし五月雨や 軒の玉水音さえて 雨もおつだよ 葉山の繁り オヤ 時鳥 初音きかせてなまめかし 【解説】大槻正二詞・曲。大正五年の作。 五月雨の空 […]

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月は冴ゆれど
2020/04/10

【歌詞】    月は冴ゆれど 心は冴えぬじゃないかいな 真に惚れれば夜も日もあかぬ いっそ浮気がよいさよいのさ これはのさ エエよいやさ 【解説】  江戸時代後期に盛んになった住吉踊の一曲を端唄にした […]

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鶴次郎(心して)
2015/05/28

【歌詞】 心して我から捨てし恋なれど 堰きくる涙堪えかね 憂さを忘れん盃の 酒の味さえほろ苦く 【解説】  河上渓介詩、春日とよ曲。昭和十五年作。 原作は昭和十年に第一回直木賞を受賞した川口松太郎の小 […]

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どうぞ叶えて
2012/09/15

【歌詞】 どうぞ叶えて下さんせ 妙見さんへ願かけて 帰る道にもその人に 逢いたい見たい恋しやと こっちばかりで先や知らぬ ええ辛気らしいじゃないかいな 【解説】  江戸端唄からとった小唄である。柳島の […]

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露は尾花
2012/08/04

【歌詞】 露は尾花と寝たという尾花は露と 寝ぬという、あれ寝たという寝ぬという、 尾花が穂に出てあらわれた 蝶は菜種と寝たという菜種は蝶と 寝ぬというあれ寝たという寝ぬという 蝶は菜種に舞い遊ぶ 月は […]

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とめてもかえる
2012/07/30

とめてもかえるなだめても かえるかえるの三ひょこひょこ とんだ不首尾の裏田圃 ふられついでの 夜の雨 【解説】   尾崎紅葉詩 二世清元梅吉曲 明三十年頃、当時文壇の尾崎紅葉が塚原渋柿園らと新橋の竹福 […]

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散るは浮き
2012/04/19

散るは浮き 散らぬは沈む紅葉葉の 影は高雄か山川の 水の流れに月の影 【解説】 清元お葉作曲 名人清元お葉によって作曲された小唄で、現在行われている江戸小唄の最初の記念すべき作品である。時は安政二年の […]

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年の瀬や
2011/12/01

【歌詞】 年の瀬や年の瀬や 水の流れと人の身は 留めて止まらぬ色の道 浮世の塵の捨てどころ 頭巾羽織も打ち込んで 肌さえ寒き竹売りの 明日待たるる宝船 【解説】 明治後期に作られた歌沢系の芝居小唄で、 […]

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辰巳の左褄
2011/11/03

【歌詞】 喧嘩は江戸の花笠や町の揃いの半纏に 幅をきかせた秋祭り もんだ神輿のおさまりも 利かぬ気性の勇み肌  宵宮にかかる永代の  浮名も辰巳深川や 八幡鐘の後朝(きぬぎぬ)に 仲町むすぶ富が丘 お […]

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茶のとが
2011/08/11

茶のとがか 寝られぬままの爪弾きに 浮河竹の水調子 涙ににじむ薄月夜 傘持つ程はなけれども 曇りがちなる我が胸を              晴らす雲間の ほととぎす    【解説】 お座敷で飲んだ抹茶 […]

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連れて退かんせ
2011/01/18

【歌詞】連れてえ連れて退かんせ 妾(わし)が身を 蝦夷松前は愚かな事よ      他国住まいもままの皮 惚れた三字に 代えらりょうか 【解説】上方の女子の一途な恋心を唄った田舎唄で、この気持ちは当時の […]

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梅雨の晴れ間
2010/07/08

【歌詞】 梅雨の晴れ間の青葉風 ふるる音もよき風鈴に しのぶの色も軒ふかく  呼声「金魚金魚目高金魚」それと心も飛び石に 庭下駄軽く 木戸の外 行ききの人もすがすがと 染ゆかた 【解説】 山田蔦舎詞  […]