鰯売恋曳網☆☆☆三島由紀夫が十七世勘三郎のために書き上げた作品。それを十八世勘三郎が引き継ぎ、そして今は勘九郎さんに。中村屋の演目。綺麗で楽しい演目。鰯売りが傾城に恋をして、傾城(実はお姫様)が鰯売り […]
義経千本桜(渡海屋・大物浦)☆☆☆松也さんが銀平(知盛)でした。こんなに若い銀平は初めて観ました。若いから肌つやが綺麗でいい!若くても、松也さんはしっかりした銀平になっていました。後半の大碇を身に巻き […]
歌舞伎座、二月大歌舞伎夜の部、最後の出し物は『仮名手本忠臣蔵』七段目、祇園一力茶屋の場です。 新白鴎が大星由良之助、新染五郎が大星力弥を演じ、寺岡平右衛門が仁左衛門、遊女お軽が玉三郎というゴールデンコ […]
鎌倉八幡宮静の法楽舞☆☆☆海老蔵さんが一人で、静御前・源義経・老女・白蔵王・油坊主・三途の川の船頭・化生の七役も踊ります。花道での早変わりがあり、見どころが満載です。圧巻は、河東節・常磐津・清元・竹元 […]
口上☆☆☆10分もない演目です。海老蔵さん一人の口上を聞いて、ただ睨んでもらうのです。でも、くぎ付けなのです。下を向いている海老蔵さんが顔を上げると、そこにはさっきまでの口上を述べていた海老蔵さんの表 […]
天竺徳兵衛韓噺☆☆☆天竺徳兵衛は獅童さん。元気な姿を見られて嬉しい演目です。獅童さんはこういったユニークな役が大変似合います。蝦蟇の妖術を駆使して、いろいろな役になったり、いろいろな場所に出没したりで […]
日本むかし話☆☆☆「浦島太郎」「桃太郎」「花咲爺さん」「一寸法師」「竹取物語」を基に物語が展開。「桃太郎」の白犬と「花咲爺さん」の白犬が同一という発想が面白い。また、桜が咲いた時には、これでもかという […]
歌舞伎座130年の幕開きを飾る37年ぶりの高麗屋三代、松本白鴎、幸四郎、染五郎襲名披露の口上のあと、新幸四郎が高麗屋ゆかりの武蔵坊弁慶を勤め、新染五郎が源義経を初めて演じた、歌舞伎屈指の名作『勧進帳』 […]
蘭平物狂い☆☆☆刃物を見ると狂乱する蘭平。不思議な題名の演目です。蘭平は七回の松緑さん。「自分としてはこれを最後の蘭平に・・・」との話。前回観た時よりも奥庭の場の立ち廻りが派手になっていたような気がし […]
らくだ☆☆☆あだ名が「らくだ」の宇之助(死体)は片岡亀蔵さん。死体役ではこの人が一番。死体なのでドーランは黄色系。それだけで異様な感じです。何がうまいって、死体のしなだれ方が天下一品なのです。そして、 […]