三越劇場(いしい)

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先日、(小唄の世界は)60代は駆け出し、70代で円熟味が出て、80代で脂がのると言われている、というお話を伺いました。
その時はほーっとただ聞いていましたが、今日、師匠が舞台にあがられた三越劇場での各派小唄名流大会(主催は東京新聞)を拝見してたら、その言葉が頭を飛び交いました。
師匠が披露された「湯島境内」は泉鏡花の小説「婦系図」が元ネタ。先日、山田五十鈴×長谷川一夫主演の映画「婦系図」(監督はマキノ正博!!)をみてうっかり泣いてしまい、師匠の唄を聞いて、またしんみりしてしまいました。
ちなみに「別れろ切れろは芸者の時にいうことば」の有名なセリフはどこにもでてきません。あれは別物なんですね。