小野照崎神社

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こんにちは

第6回喜裕美会まで3ヶ月を切るなか、昨日のグループレッスンでは、まとまりのある小唄三味線を聴くことができました。
三越劇場の成功と小唄三味線の上達を祈願しに芸能が御神徳として有名な入谷にある『小野照崎神社』に参拝してきました。

御祭神の小野篁(たかむら)公は、平安時代初期の歌人で「日本の白楽天」と呼ばれるほどの学者でもあり、孫には道風、小町という才に溢れた歴史上の人物がおり、漢詩、和歌、書道、絵画、音楽等、多彩な感性で平安文化の礎を築き「芸能の神様」として、数々の逸話と共に広く信仰されております。
(小野照崎神社HPより)
また、売れない時代の渥美清が、将来の活躍を願掛けしたあと、寅さんの役をもらって国民的映画の主役の座を手に入れたというエピソードでも知られている神社です。

三千歳

市川三升詞
吉田草紙庵曲
昭和十年作

一日逢わねば千日の
思いも積もる春の夜の
静かに更けて冴え返る
寒さをかこう袖屏風
入谷の寮の睦言も
淡き灯影に波打たす
隙間をもるる雪下ろし

(河竹黙阿弥作「天衣紛上野初花」の片岡直次郎と吉原大口屋の遊女三千歳との入谷の寮での濡場を唄った清元の名曲「忍逢春雪解」(清元お葉作)に材をとって小唄にしたもの。解説は師匠のHP歌詞集、小唄選曲集第七集三頁を参照してください)