谷中三味線 小唄清元教室 生徒さんのブログ

投稿日:08.08.03

「のどかに、ゆっくり生きたいねえ」なんていいながら、どうしても、より速くより先にと急きたてられながら行き過ぎていく毎日。鼻息のあらさの分だけCO2は出し放題だし、無理をしている分だけカラダはあちこちが悲鳴をあげています。
私の日常は、地球環境にも悪いし、生き物の正しいあり方からいっても明らかにズレちゃっているといえます。
二百年前のイギリス産業革命が悪いのか、鉄腕アトムで育てられたのが悪かったのか、その理由はさだかではありませんが、私は“豊かさ”を求める近代人のひとりとして、ついつい、“より速く、より先に”と邁進しがちです。
“近代的な豊かさ”を求めすぎるあまり、煙突もくもくの大気汚染が原因でオリンピックのマラソン競技が危ぶまれる中国のあり方が非難されるなら、同時に、私の生き方もそしりを受けなければならない。
ところで、江戸(時代)ブームは、私の中では十数年以上も前から始まってました。シゴトの忙しくなった時期、大量生産と大量消費を背景にした“豊かな暮らし”は思ったほど居心地のいいものではないことに気づきはじめた頃とかさなります。以来、杉浦日向子さんや田中優子さんの著作は、忙しさのあまり気がふれたりしないようにするための大切な気付け薬になってマス。
小唄は、近代以前、まさしくその江戸時代に端をなすそうです(師匠の『小唄のひととき』より)。歌詞の中身は、それはそれは個々の切ない念でいっぱいですが、どこかに、「だがよ、こんなぁこたぁ当たりめぇのこったぜ」と笑いとばしちゃう江戸時代人のおおらかな強靭さ、粋であふれています。
かつて、時間がまだゆっくりと流れていた時代の音曲は、CO2を撒き散らしながら反エコロジカルにせわしなく生きる私にとって、ココロのバランスをとるための重要なツールです。
追伸…浴衣ざらい、黒船お吉、散々(ヨヨと悔し泣きする顔)。もっともっと修行します。

投稿日:08.07.16

皆さんこんばんは。だいぶ酔ってオリンパス状態です。ニンゲンは酔っ払ってしまうと一つの方向に走りっぱなしになるといった心理学者がいましたが、本日の深谷さんはそのセツリ(私の携帯は漢字変換が苦手)に従い、稽古を終えたあと上野で呑み日本橋で喰らい錦糸町で酔い浦安で精神分析をうけ木更津で吐き館山で奇跡に出会い白浜で酔いつぶれてという数奇なる宵を経験。……『唐人お吉』を習ってます。
黒潮のかおるさすらいの東行で、生涯をただよいただよいただよい尽くしたお吉さんの精神を少しでも浴びてみたいと考え、
岸辺に歩を進め、海水にひたる。流星が天を横切り、お吉さんのクスっと笑う声をきいた。…よし、これで唄える。
浴衣ざらい、楽しみですねえ。

今夜はこのまま漂ってみます。東へ東へと行きつくと、魂はいつかきっとふるさとへ戻れたりするんだと。
心地よい泥酔の波間にて。あぁ、お星さまはなんてキレイなんだろう。
深谷さんより、テストメイルです。