東京小唄・清元・三味線教室

4/26(木) 清元 和加葉会

投稿日:2012年4月26日

☆浅草おどりで3枚目を、そして今回ワキを勉強させていただきまして、やればやるほど難しかった「卯の花」でした。先輩師匠の皆様からたくさんの貴重な助言を賜りましてとても充実した日々でした。応援ありがとうございました☆
紀尾井町ホール 14時開演
◆第五十六回 清元和加葉會
卯の花
浄瑠璃: 延志雄可、延ゆき朗、延栄佳
三味線: 延知寿、延志寿霞、延菊音
うかれ坊主
浄瑠璃: 延洲寿代、延千恵香、延勇子
三味線: 延志寿佳、延知寿、延菊音
六玉川
浄瑠璃: 延勇輝、延栄一、延正路、延古摩寿
三味線: 延秀喜之、延治美、延美夏、延志寿霞
お染
浄瑠璃: 延志寿子、延明寿、延清恵、延志佐枝
三味線: 延志佐、延美葉、延美夏
邦楽振興基金助成事業
主催:清元和加葉会
入場料:  3,000円(自由席)
☆清元「卯の花」で出演致します。
【歌詞】
卯の花(賑民寿万歳))
卯の花の雪で兎を作るなら目にはほどよき花落の茄子の走りに
浪越えて高値はまけぬ初がつお釈迦の誕生指させど天にも地に
もたゞ一本一杯飲んだ酒きげんまだあと船や日和下駄来るか
と川岸へ出て見れば船は屋根船佃ぶしオット危ねえ長箱の
先へ二上りさん橋や是非に御見と書く文は筆の鞘町か西川岸か
うまい仲町中空にてっぺんかけたと鳴いて行く
時鳥過ぎて雨晴れて千種の花の露しげみなお光添う秋の夜の
月の影さへ隅田川いざ言問わん都鳥あれの枯野と向島誰が庵崎
か琴の音もこの頃遠し冬籠りふりの日脚も節季候のさっさとご
ざれ年の暮
一ト夜明くればおのずからのどけき春の朝ぼらけ梅に来て鳴く
鶯に初音ゆずりて才若が千代の小鼓おっとりて万々歳と祝う寿
久しけれ。
【解説】
天保2年、春,歳旦浄瑠璃(正月の祝賀曲として新作する曲)として作られたもので天保2年は卯の年にあたるので「卯の花」という文句で始めたものであるが、全体は隅田川の四季の風物めでたく綴ったもの。深川の方角がその年の恵方に当たっていたので題材に選んだのであろう。(清元五十番より)

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