東京小唄・清元・三味線教室

小唄 「夕立の余り強さ」

投稿日:2012年6月29日

夕立の余り強さに ちょと雨宿り
傘を借りよかこのまま行こか
ままよこのまま濡れて行こ
【解説】
夏のむし暑い午後三時頃、積乱雲が早い速度でやってきて空を覆い、大粒の雨が落ちてきたと見る間に、強いにわか雨が降ってくる。これが「夕立」で「雨宿り」と言って、とある軒先に駆け込む男女...黙阿弥の世話狂言の幕開きはこんな所から始まることが多い。(小唄鑑賞  木村菊太郎著より)
☆今も、昔も夕立はありますが、ちょと雨宿りする風情のある軒先が少なくなり残念ですね。

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