東京小唄・清元・三味線教室

小唄 「あの日から」

投稿日:2025年7月18日

あの日から 噂も聞かず 丸三月 出合頭は不忍の
蓮もすがれた片かげり 会えてどうなるものでなし
私もこんなに痩せました 義理の枷
【解説】 小野金次郎詩・中山小十郎曲
この小唄の主人公は下谷の若い芸者。薄情な花柳界の義理の枷から、会うまいと定めてもう九十日、冬の夕暮時お座敷着のままで不忍の池のほとりに来て、片かげりの陽をうけた枯れすがれた蓮を見ていると、偶然その人に出合った。「どうしてる」と肩に手を置かんばかりにその人がいった時、女は
ただ一言、「こんなに痩せましたわ」とつぶやく。会えたといっても会わなかったと同じで、二人はただ別れるだけである。(昭和小唄 その二 木村菊太郎著)

 

久しぶりに不忍池に行きましたら、蓮の花が満開となっていました。

さて、あの上野精養軒で今年も小唄浴衣浚いの皆様の熱い演奏が繰り広げられますね、楽しみです。

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