邦楽名曲鑑賞会

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国立小劇場に、道行四景と題する邦楽演奏会を聴きにいってきました。
お稽古仲間のしじみさんとご一緒です。
道行とは、ある目的地に着くまでの道程を指し、自然や風景を織り込みながら、人物の心情を現す歌舞伎や文楽でもお馴染みの手法です。
今回は、一中節、宮薗節、義太夫節、清元節と四つの異なる浄瑠璃が演奏されました。
それぞれ、各分野の人間国宝に指定された方々が演奏される豪華な舞台です。
一中は、初めて聴いた曲ですが、宮薗は「鳥辺山」、義太夫は「道行初音旅」、清元は「道行思案余(お半)」と名曲揃いで聞き応えがありました。
一中の上品でスッキリした音色、宮薗の、ちょっと沈んだようなしっとりとした響き、義太夫の豪快な、そして華やかなバチ捌き、清元の華麗な前弾きから変化に富んだ曲節と、それぞれの三味線の違いも興味深く、楽しめました。

次回はぷりん様、よろしくお願いいたします。