お江戸日本橋

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こんにちは

小唄の理解を深めるために、『日本橋』近辺を散策してきましたので、レポさせていただきます。

『日本橋』
慶長8年(1603年)に初代の木造橋が架けられ、翌年五街道の起点となりました。
明治44年(1911年)完成の現在の橋は、火事で焼けたりして20代目です。

日本橋ともなりますと三越(越後屋)はじめ老舗が沢山あり、見所たっぷりですが、今人気のアートアクアリュームの長〜い行列を尻目に、銀座線「三越前」地下コンコースにある壁面、『輝代勝覧』絵巻を眺めてきましたので、紹介させていただきます。

文化2年(1805年)の江戸、日本橋から今川橋までの大通り(現在の中央通り)の西側(三越側)を俯瞰描写した17メートルにわたる作品です。

とざい東西、ここにくり広げたる絵巻は大江戸八百八町のなかでも、とりわけ名高い日本橋
時は、11代徳川家斎の世、88軒の問屋の前の通りを繁華に行き交う人を数えてみれば、その数1671人、うち女性は200人、それに犬20匹、馬13頭、牛4頭、鷹2羽、猿1匹、(猫0匹、のら猫は少なかったようです)

「輝ける御代の勝れたる大江戸の景観」をとくとご覧あれ
作者不明。原画はベルリン国立アジア美術館所蔵。

7月23日に日本橋のたもと、「花の広場」に新しく観光案内所もでき、近頃の再開発で街が生まれ変わりましたので、興味のある方は一度ゆっくり歩いてみてはいかがでしょうか。

お江戸日本橋

作詞・作曲者不詳

お江戸日本橋七つ立ち 初上り
行列揃えてアレワイサノサ
こちゃ 高輪夜明けて提灯消す
こちゃえ こちゃえ
(天保時代(1831-45年)に流行した俗謡『はねだ節』が、やがて「コチャエ、コチャエ」の囃子を伴った『コチャエ節』となり、さらに東海道五十三次の替え歌『お江戸日本橋』が誕生しました。解説は師匠の小唄選曲集第九集3頁を参照してください)