国立劇場文楽五月公演

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昼の部をみてきました。
呂太夫、織太夫と、このところ
文楽は襲名続きですが、今月は、人形の幸助改め吉田玉助の襲名興行です。
劇場横には、名前を染めた幟が並び、劇場内にはご贔屓筋から贈られたご祝儀や胡蝶蘭が飾られ、華やいだ雰囲気です。
新玉助の披露狂言は、「本朝廿四孝」勘助住家の段で、玉男の慈悲蔵、和生のお種、簑助の母に混じって横蔵を遣い、フレッシュな中にスケールの大きな立ち役遣いとしての存在感を示しました。
床の呂勢太夫、清治、よかったです。

口上は、人形遣いのみ13名が並び、歌舞伎と異なり、本人は口上は述べません。
新玉助は長身で足が長いので、足遣いで苦労したというエピソードも披露されました。

昼の部最後の「義経千本桜」の道行はいつもと趣向を変え
山台を舞台正面に設け、九枚九梃という大編成です。
ただ、客席から遠いせいか、いつもの床での演奏のほうが迫力があるように思いました。

劇場は、いつにも増して満席、掛け声もかかり、活気がありました。
新玉助がこれから先も大きく育っていくことを願って劇場を後にしました。

次回は、ぷりん様、よろしくお願いいたします。