先月17日、外出先で段差につまずき、転んで、左手、胸を強打してしまいました。
骨折は免れたものの、中指が腫れ上がり、1か月たった今もきちんと曲がらず、動かすと痛みがあります。
昔からそそっかしく、これまで骨折3回(右足首、左手首、右足小指)経験しています。
年と共に、これから、ますます危ない状態です。
体のどこかに痛みがあると、不快で不自由ですが、何より困ったことには、3月末の清元の会「清朗会」に三味線を弾かせていただく予定があることです。
この1ヶ月、まったくお稽古できませんでした。
これから頑張らなければ。
話は変わりますが、国立小劇場で、文楽「檀浦兜軍記」阿古屋琴責の段をみてきました。
阿古屋の人形は、主遣いだけでなく、左遣い、足遣いの3人が出遣いとなって、特別感があります。
琴、三味線、胡弓を弾く動きも、実際の演奏に完全に一致し、たとえば、三味線でしたら、はじき、すくいまで合わせます。
左手は、棹の勘所の上下まで一致させる細かさです。
楽器に合わせて、人形の手は付け替えているそうで、琴なら指に琴爪がついていて、三味線を弾く時は、指の関節が動くようになっているそうです。
若手芸熱心な寛太郎が、三曲を演奏します。
琴、三味線、胡弓、それぞれ美しく、迫力ある調べを堪能しました。
次回、ぷりん様、よろしくお願いいたします。