投稿日:2009年1月18日
先日の「十六夜清心」のお芝居の補足です。
本名代は花街模様薊色縫(さともようあざみのいろぬい)と言います。極楽寺の所家(僧侶)清心と遊女十六夜の心中物ですが、二人は川に身を投げて心中しようとするのですが皮肉なことに二人とも助けられ・・・とお芝居は以外な展開となってゆくのです。
清元では 題名 十六夜清心 「朧夜に星の影さえ二つ三つ、四つか五つか鐘の音も・・・♪」と始まり ます。
小唄では 題名 朧夜に 浦上紀庵(作詞) 草紙庵(作曲)
朧夜に星影淡く消え残る 鐘の響きも隅田川
弥陀を誓いし清心が 如鱗を珠数に百八つ
この夜で添われぬ二人が悪縁
「死のうと覚悟極めし上は」「少しも早う」
げにうたてなき恋菩提
浮名流して水しぶき
他に 「梅柳」 「忍ぶなら」があります