東京小唄・清元・三味線教室

ホトトギス

投稿日:2010年10月23日

きくいし庭にホトトギスの花が咲きました。広辞苑によると「ユリ科の多年草。和名は花の模様が鳥のホトトギスの腹の斑紋に似るため・・・」とあります。小唄の歌詞にはホトトギスがたくさん出てきます。私の好きな小唄から2曲紹介致します。
「宵のくぜつ」
宵の口舌にしらけたあとを鳴いて通るや時鳥松の嵐に夢うちさめて明日の別れがああ思わるる
「茶のとが」
茶のとがか寝られぬままの爪弾きに浮き河竹の水調子涙ににじむ薄月夜傘もつ程はなけれども曇りがちなる我が胸を晴らす雲間の杜鵑
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