東京小唄・清元・三味線教室

浦漕ぐ船

投稿日:2011年8月4日

夕立ちのすぎて涼しや白鷺の 片足あげて岸近く
風の前なる羽づくろい みだれみだれしよしあしの
いやじゃいやじゃは裏のうら 浦こぐ船のゆれごこち
女波と男波がうち上げてはまたうちおろす
【解説】 岡野知十詩 吉田草紙案曲
これは安政4年江戸の市村座で興行した「編模様燈籠菊桐(あみもようとうろうきくぎり)」七幕十五場の狂言の洲崎の土手の場をうたったもので、作者は河竹黙阿弥で、遊女玉菊と小猿七之助をないまぜにして脚色されたものですが、この小唄は、昭和6年2月東京劇場で先代守田勘弥がひさしぶりにこの狂言をだした時に独吟につかった唄で、作者は岡野知十さん。なんにしても小猿七之助が御殿女中の滝川を手ごめにする場面で、黙阿弥の作の中でも、もっとも肉感的な芝居です(草紙案の小唄解説集より)
☆一刻者の焼酎を抱えている石井さんが唄って下さいます。艶っぽい小唄ベスト3のうちの1曲ですので是非、肉感的に宜しくお願い致しますね。今日はお稽古の後、そうめんパーティーでの女子会となりました。楽しかったです☆
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