東京小唄・清元・三味線教室

小唄 「あの日から」

投稿日:2019年7月25日

長雨でなかなか不忍の池に行かれなかったのですが、今朝はようやくウオーキングできました☆良かった☆まだ、咲いていました☆散っても可愛らしい蓮の花です。あの、遠くにみえる上野精養軒で、来月には、浴衣浚いが開催されるんですね~~。
小唄「あの日から」を紹介します。「こんなに痩せましたわ・・・」と言えるようにウオーキング頑張ろう!

【歌詞】
あの日から 噂も聞かず 丸三月 出合頭は不忍の
蓮もすがれた片かげり 会えてどうなるものでなし
私もこんなに痩せました 義理の枷
【解説】 小野金次郎詩・中山小十郎曲
この小唄の主人公は下谷の若い芸者。薄情な花柳界の義理の枷から、会うまいと定めてもう九十日、冬の夕暮時お座敷着のままで不忍の池のほとりに来て、片かげりの陽をうけた枯れすがれた蓮を見ていると、偶然その人に出合った。「どうしてる」と肩に手を置かんばかりにその人がいった時、女は
ただ一言、「こんなに痩せましたわ」とつぶやく。会えたといっても会わなかったと同じで、二人はただ別れるだけである。(昭和小唄 その二 木村菊太郎著)

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