東京小唄・清元・三味線教室

小唄 「浮気うぐいす」

投稿日:2024年2月11日

【歌詞】

浮気うぐいす1,2,3(ひい、ふう、みい)
まだ住みなれぬ庭づたい、梅をば捨ててこませもの、
ホーホケキョウの約束も憎や隣の桃の木に

【解説】

早春のさえずりもととのわぬ若い鶯が、庭先の梅に来て、2,3日啼いたかと思うと、もう隣の桃の木でさえずり始めたという唄の意味で、若い女性(男性?)の浮気な心を唄っています。ホーホケキョウの約束・・・というのがオシャレですよね。

文化文政の俳人雨橋の句に「鶯の隣あるきや桃の花」から幕末の「浮気鶯梅をば捨てて隣あるきや桃の花」に転じ、この唄になったという説も・・・奥が深いですね。
「こませもの」・・・早熟な小利口なものをいう。

⭐️綺麗な鶯色なのにホーホケキョウと泣かないので「うぐいす」と呼んでもらえず

「メジロ」という名前になってしまったのかな・・・でも毎年、お庭に遊びにきてくれて嬉しいです!!

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