東京小唄・清元・三味線教室

清元 「鳥羽絵」

投稿日:2011年8月10日

【歌詞】
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【解説】
鳥羽絵とは。平安後期の画家鳥羽僧正覚猷の描いた戯画をいう。清元の「鳥羽絵」の題材は、羽根の生えたすりこ木で、描いた人は春卜(しゅんぼく)という民間画家であるという。
内容は、ストリップに近い半裸体の下男が、枡(ます)をもって鼠(ぬいぐるみの踊り手)を追いかけると、すりこぎに羽根が生えて飛ぶので、驚く。そのうち、逃げた鼠は女鼠らしく、そばに寄ってきて、下男を相手に色っぽくくどき立てる。変態的なクドキである。気味の悪い下男が腹を立てるが、結局鼠に愚弄され、駄洒落を飛ばして逃げて行く。(復刻 清元志寿太夫全集 清元五十番より)
☆今年は初めて、清元のゆかたざらいも、行われます。武藤様が三味線で出演されます。邦楽初めて、三味線初めてで、「鳥羽絵」に挑戦!ご本人は、この快挙に気づいていないと思われますが、すごいことだと思います。次回は「うかれ坊主」を演りたいとの野望をお持ちです。本日、マスクメロンを持って来て下さいました。丁度食べごろで美味しかったです。ごちそうさまでした!
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