東京小唄・清元・三味線教室

小唄 「意気な鴉」

投稿日:2012年7月4日

意気な鴉は夜明けにゃ鳴かぬ 野暮なからすがめちゃに鳴く
ちょいとちょいとちょいと 飛んでくる
【解説】
小唄界で、後朝(きぬぎぬ)の別れを急がせる野暮天が三つある。「明烏と雛と明けの鐘」とである。「意気な鴉」は気のきいた鴉、「野暮な鴉」は話の判らない不粋な鴉で、逢うた夜の明けるのを惜しむ二人の気持ちを唄った小唄である。(小唄鑑賞 木村菊太郎著より)

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