秀山祭九月大歌舞伎No.1
投稿日:2016年9月18日
吉野川☆☆見せ方がいい。吉野川の急な流れを大道具の滝車が表現しています。丸太の滝車には、浪の模様が描いてあり、要所要所で回転させます。うまく考えられているなぁと思いました。舞台が上流になっており、一階席のお客さんは吉野川の下流という見立てです。次に二本の花道です。本花道から玉三郎さん、仮花道からは吉右衛門さんが登場します。「エー、どっちを観ればいいの〜」という贅沢な悩みです。その上の贅沢は、竹本が両サイドにいる事です。上手の背山側と下手の妹山側の両方に配置されているのです。目が楽しい演目でした。gon