東京小唄・清元・三味線教室

歌舞伎と深川

投稿日:2017年7月24日

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江戸資料館に「歌舞伎と深川展」を見に行ってきました。

深川江戸資料館
大江戸線「清澄白河」から徒歩3分

江戸時代末(天保年間)の深川佐賀町の町並みが再現されており、当時にタイムスリップできます。
当日はゲストの新内の多賀太夫師匠が猪牙舟の舟着き場で三味線の弾き唄いで新内を語ってくれましたので、より一層、深川の風情を醸し出していました。
11/2まで企画展『歌舞伎と深川』が開催されており、・歌舞伎の誕生、・江戸歌舞伎の形成、・市川團十郎と深川、・深川ゆかりの役者たち、・深川情緒と「深川物」、・歌舞伎の舞台・深川、と様々な視点から『歌舞伎と深川』を紹介しています。
深川は、松尾芭蕉が「奥の細道」の旅に出発するまでの9年間暮らした住居『採茶庵』や「南総里見八犬伝」の作者、滝沢馬琴の生誕の地として知られていますが、歌舞伎ゆかりの地でもあり、市川團十郎や鶴屋南北をはじめ多くの役者や狂言作家が住み、また様々な歌舞伎の舞台となりました。
特に、江戸歌舞伎の特色である荒事で疫病や災厄を祓う現人神を演じ『江戸の守護神』『役者の氏神』と呼ばれた市川團十郎は江戸っ子を代表する大スターでした。成田屋の代々の團十郎は深川永代寺で成田山出開帳で取り持ち役を務めていて、特に縁の深い役者です。
mak

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