東京小唄・清元・三味線教室

七月大歌舞伎No.2

投稿日:2017年7月20日

矢の根☆☆曽我五郎(右團次)が馬の背に跨がり、大根を鞭代わりにして、敵の工藤の館を目指すまでを描いています。工藤の館へ向かう身支度をしているところに注目が集まります。それは、二人の後見(右左次・右田六)さんの仕事ぶりです。後ろを向いている曽我五郎の体に太襷(紫と薄水色をねじねじした綱のような太めの襷)を後見さんが締めるのです。肩には二重の襷がけをして、背中には綺麗な輪を羽のように作るのです。それも、一本の長い太襷で。見入ってしまいました。見事な出来栄えに、客席からは大拍手です。いいものを見せてもらいました。gon

 |