投稿日:2014年1月31日
【歌詞】
青いガス燈斜めに受けて 白い襟足夜会巻
駅で別れたあの人の 影がちらつく雪もよい
ギヤマングラスで交わした酒に 凍える心あたためつ
帰る煉瓦の金春道を 素足に履いた吾妻下駄
【解説】
田中宏明詩、中山小十郎曲
ガス燈=日本で最初に西洋式ガス燈が灯されたのは明治四年で行燈や提灯しか知らなかった人々にとっては大変な驚きであった。
夜会巻き=明治十年の後半鹿鳴館の夜会が華やかあった頃おもに鹿鳴館に参集する女性の間ではじめられた髪型。
ギヤマン=ガラス製品の古風な呼び名
煉瓦の金春道=銀座八丁目の銀座通りより一筋西側の通り
吾妻下駄=畳表をつけた婦人用の下駄。浅い爪皮をつけて雨の時にも用いる。
小唄名流大会で演奏します♪