東京小唄・清元・三味線教室

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投稿日:2014年10月24日

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第5回 喜裕美会では、春日会 とよ栄芝会長様の糸を弾かせていただきます。会長様、とよ喜裕師匠の胸をお借りしまして、頑張ります☆曲目は「恋の仲町(櫓下)」です☆
【歌詞】
恋の仲町 小夜更けて 辛気 新地の遠灯り
堅い石場の約束に 渡る土橋の 風荒く
褄取る手元 裾継ぎや 胸を佃の 八幡鐘に
心忙しく忍び逢う 浮名はたてじ 櫓下
【解説】
小林栄詞、春日とよ年曲。昭和三十九年。
「深川七場所」と呼ばれた深川周辺の岡場所の名を織り込んだ小唄。
[註]
小林栄=明治三十五年~昭和四十九年。邦楽作詞家。新吉原角町「稲弁楼]当主の長男として生まれる。母は春日とよ福。春日とよ稲は実妹。
春日とよ年=明治三十四年~昭和五十六年。九州福岡の生まれ。作曲多数。
深川七場所=仲町、新町、石場、土橋、裾継、佃、櫓下の七つの岡場所である。
岡場所=江戸における公許の遊郭であった吉原に対し、私娼屋が集まった花街、歓楽街のこと。
仲町=辰巳芸者で有名で、小唄にも謳われている。
辰巳の左褄、巽やよいとこ。因みに吉原の中央通りは「仲の町」。

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