東京小唄・清元・三味線教室

十一月吉例顔見世大歌舞伎No.4

投稿日:2022年11月27日

矢の根☆☆☆

曽我物の演目です。
五月人形のような扮装の曽我五郎
正月の研ぎ初めの儀式を模して
五郎は大きな矢の根を研ぎます。
初夢を見ようと、砥石を枕に見立て、宝船を描いた絵を敷き、
「やっとことっちゃあ、うんとこな」
と掛け声をかけ、
背ギバ(荒事独特の動作)で後見さんの背中にもたれ、仰向けに寝ます。
夢の中に兄の十郎が現れ、
助けに向かいます。
その時の身支度に注目!
五郎の背中に仁王襷をつくる後見さんの技術が素晴らしい。
今回も、いいものを見せてもらいました。
客席から拍手がおきます。
引っ込みでは、
馬士から奪った馬にまたがり、
大根を鞭に見立てて見得を見せ、花道をかける五郎です。
揚幕ぎりぎりの高さで入る五郎と馬の技にも、すごーいと
見入りました。

gon☆☆☆

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