菊宴月白浪・忠臣蔵後日譚☆☆☆ 鶴屋南北の通し狂言。 「仮名手本忠臣蔵」のパロディが 随所に出てくる外伝物というだけで楽しそう。 昭和59年、 猿翁さんが163年ぶりに復活させた演目を 息子の中車さん […]
義経千本桜・川連法眼館☆☆☆ 「川連法眼館」は「四の切」の通称で言われ、 狐忠信が活躍する演目です。 忠信は松緑さん。 狐は身軽に動いて納得ものですが・・・、 今回は狐ではなく、タヌキだと言われたりし […]
義経千本桜・すし屋☆☆☆ 母親をだまして三貫目の銀を出させようとする時、 権太はウソ泣きを演出します。 仁左衛門さんは上方のやり方なので、 釣瓶鮓屋に置いてあるバランの水で指先を濡らします。 その指を […]
義経千本桜・小金吾討死☆☆☆ 小金吾と大勢の捕手との立廻りが見どころ。 縄を使っての大掛かりな立廻りは 若くて身軽な千之助さんだからできるのです。 追手の猪熊大進・松之助さんが憎々しいので 小金吾の死 […]
義経千本桜・木の実☆☆☆ 平維盛の行方を探す若葉の内侍と嫡男六代君、 家臣の小金吾に 権太は親切にしますが、 わざと荷物を取り違えてから 別人のような態度で、 金を騙し取ろうとします。 権太は仁左衛門 […]
扇獅子☆☆☆ 芸者・福助さんがいい笑顔で登場。 その表情に目がうるっとしてしまいました。 若手芸者は壱太郎さん・新悟さん・種之助さん・ 米吉さん・児太郎さんたちが勢揃い。 浄瑠璃・清元は高音がのびやか […]
児雷也☆☆☆ いつ聞いても満足なのは 鳥羽屋三右衛門こと 東武線大夫さんの声です。 身体を有効に使って、いい声です。 身体は楽器の一部を体現しています。 響き渡る大薩摩の声に、聞き入ってしまいます。 […]
傾城反魂香☆☆☆ 中車さんの又平が観たくて 六月も歌舞伎座に。 相手役が猿之助さんに代わって、 壱太郎さんになりました。 この組み合わせが楽しみなのでした。 予想通りのいい化学反応。 予想外に中車さん […]
梅雨小袖昔八丈 髪結新三☆☆☆ 大岡越前守が裁いた材木商白子屋の婿殺しを題材に 河竹黙阿弥が創り上げた作品です。 外題の「昔八丈」は白子屋の娘お熊が死刑の際に 黄八丈を着ていたことに由来するそうです。 […]
達陀(だったん)☆☆☆ 初めて観る演目でした。 東大寺二月堂の「お水取り」が題材です。 幻想的な雰囲気の場面と躍動感ある群舞が対照的でした。 群舞に登場する練行衆は30人以上です。 お目当ての児太郎さ […]