夜中にエアコンをつけたり消したりして寝不足気味のおーさきです。
先日、宮崎県の高千穂峡にある天岩戸神社を参拝してまいりました。
天岩戸は、日本の神話で、アマテラスオオミカミが弟スサノオノミコトの乱暴なふるまいに激おこぷんぷん丸になり、お隠れになった場所とされています。太陽をつかさどるアマテラスがいなくなり、世界が暗闇につつまれてしまったので、なんとかアマテラスを外に出させようと八百万の神が考えたのが、女神アメノウズメを踊らせ岩戸の前で馬鹿騒ぎをするという案でした。外の騒ぎが気になってアマテラスがチラと覗いたときに、すかさず力持ちの神様が岩の戸をつかんでほうり投げたところ、長野の戸隠まで飛んでいったのだとか。
天岩戸自体は、神社の遥拝所から谷をはさんで数十メートル先に見えます。今は、しめ縄がかかって「あれが天岩戸だ」と特定しやすいのですが、このしめ縄、2020年に有名な登山家のおふたりが史上初のこころみでかけたものです。聖域で人足禁制地のため事前情報はなく、天岩戸はご神体であるために記録の写真を撮ることも許されず、断崖絶壁にしめ縄をかけるというまさに前人未到のチャレンジを、その登山家の方々は、自らも禊をして成し遂げられました。
元々『寺派』のわたしですが、神々のおもしろエピソードや、古きを守りつつ挑戦する人々の姿に、神社に対して一気に親近感がわきました。
次はぐくっちさん、よろしくお願いいたします!