去年の一月に、友人が主催する国際交流のイベントに、若手箏奏者の大川義秋さんがゲストで呼ばれ、箏と津軽三味線の演奏を聞きました。
私はその時、初めて大川さんを知ったのですが、大川さんは福島県双葉町出身で、震災後、福島原発の影響で、家族で埼玉県に避難することになったそうです。
そして出身校である埼玉県南陵高等学校で、邦楽部に入部したのですが、邦楽はやはり高校生には人気のない部活。当時は廃部寸前だったといいます。大川さんがなぜ邦楽部を選んだかというと、自分の福島弁が気になったようで、部員の少ない、あまり話さなくて良い部を選んだとか。でも、箏の練習を重ね、どんどん上達していき、高校1年生から介護福祉施設での演奏、被災地での演奏を積極的に行い、今では各地で邦楽の演奏会を開いているそうです。
津軽三味線は独学で学んだそうです。
逆境にも負けず、お若いのに、邦楽をこんなにも素晴らしく自由に活き活きと演奏していらして、とても感動しました。
そうしたら、3月10日のNHKの朝のニュースを見ていたら、大川さんが取り上げられて放映されていて、びっくりしました。
是非、これからも広く邦楽を広めていって欲しいなと、改めて思いました。
☆次はみやさん宜しくお願いします。