吉例顔見世興行

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昼の部を観て来ました(^_^)
4演目の内、3演目が小唄にも縁の深いもの。最初が、藤十郎の恋。ただ、羽織(とその紐)は紫ならぬ黒でした。次いで、新口村は梅川役の秀太郎の熱演が良かった。使い果たして二分残るは台詞でなくて浄瑠璃。そして、七段目一力茶屋は平右衛門役の勘九郎の熱演と、遊女お軽役の七之助の美しさが凄かった。この兄妹良いですね。由良之助が花道でウイーと唄うのを期待していたんだけれど、由良之助はそもそも花道に出てこなかった(・_・;

国宝「飛雲閣」

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飛雲閣は安土桃山文化を代表する楼閣建築で、豊臣秀吉が建てた聚楽第の遺構と伝えられ、「金閣」・「銀閣」と共に、「京の三名閣」のひとつ。此処を拝観するのは、実は初めて(^_^)

笠森おせんの碑 碑文

笠森おせんの碑 碑文

「女ならでは夜の明けぬ、日の本の名物、五大州に知れ渡るもの、錦絵と吉原なり。笠森の茶屋かぎや阿仙、春信が錦絵に面影をとどめて、百五十有余年、嬌名今に高し。今年都門の粋人、春信が忌日を選びて、こゝに阿仙の碑を建つ。時恰大正己未夏 六月鰹のうまい頃」

谷中菊祭り

谷中菊祭り

笠森おせんの居た稲荷は谷中の感応寺境内にあった稲荷神であるが、同じく谷中は稽古場からほど近い三崎坂の谷中小学校の前に大円寺という寺があり、瘡守薬王菩薩を安置している為に瘡守寺とも言われる。
この寺には大正八年に建てられた「笠森阿仙乃碑」があり、永井荷風が碑文を書いている。普段は境内には入られないが、菊祭りということで見ることができた。

京都国立博物館に行ってきた

京都国立博物館に行ってきた

お目当ては先週金曜日にオープンしたばかりの平成知新館。瓢箪鯰図や阿国歌舞伎図屏風、雪舟の天の橋立図、我国の肖像画の最高峰とされる源頼朝像、等々が見られて満足したが、入館して直ぐの仏像群は迫力があった。写真はそのひとつ。

執心鐘入

先月29日に紀尾井ホールで行われた沖縄の組踊「執心鐘入」を観て来ました。
組踊と云うのは言わば、沖縄版オペラの様なもので玉城朝薫(1684~1734)という人が首里王府の命を受けて中国皇帝の使者である冊封使を歓待するために創ったのが始まりです。玉城朝薫は生涯に7度本土に渡り、本土の芸能を学んだそうです。
「執心鐘入」は平安時代以来の古い説話である安珍清姫の伝説を元に、室町時代に作られた能楽「道成寺」を元に玉城朝薫が作ったもので、その初演は1719年と云うことですから、歌舞伎の「娘道成寺」(1753年初演)よりも古いもので、組踊の世界では古典中の古典です。
因みに、隅田川を舞台とした梅若の伝説は、いわゆる隅田川ものなっていますが、玉城朝薫はこれを元に「女物狂」という組踊を作っており、これも代表的古典のひとつです。
☆次はノラさん宜しくお願い致します。
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第2回喜裕美会研修会の御案内

第1回の研修会の際、幹事の豊裕美嘉様より今回の幹事をおおせつかった豊裕美福でございます。
昨年開催した第1回の「河水の会」に続き、今回は「向島名所の会」ということで行いますので、社中の皆様には是非御参加頂きますようお願いを申し上げます。開催場所等につきましては、稽古場にご案内があります。

【日時】
6月15日(日) 午後5時半より
【会費】
懇親会の費用などを含めて、男性は8千円、女性は6千円 (勝手ながら、申込み時に御納入下さい)
【その他】
1) 研修会の趣旨:
担当幹事が選択した小唄(今回は「向島名所」)に関係する場所に参加者を御案内し、その唄の内容や関係する事柄について勉強する。
2) 参加者:
社中及およびその御家族や友人
3) 当日のイベント:
① 幹事演奏(糸‐師匠、唄‐幹事)
② 社中有志による演奏(弾き唄い、及び、コンビ演奏)
・ 演目などについては、できるだけ早く師匠か幹事に御連絡下さい。
・ 御家族・友人の参加や、小唄振り、などについても、ご希望がある場合は、 できるだけ早く師匠か幹事に御連絡下さい。
・ 三味線は稽古場から1挺持参しますので、こちらを利用することも可能です。