東京小唄・清元・三味線教室

秋深し隣は何をする人ぞ・・・

投稿日:2012年11月12日

DSC_0028.JPG
tuwabuki.jpg
元禄7年9月28日作、51歳。この夜は芭蕉最後の俳席が畦止(けいし)亭で開かれた。翌29日も、芝柏亭に場所を移して同様の俳筵が巻かれることになっていた。しかし芭蕉は体調悪く、参加できないと考えてこの句を芝柏亭に書き送った。芭蕉が起きて創作した最後の作品であり、29日から死の10月12日までついに芭蕉は起きなかった。芭蕉絶唱の最高の秀句の一つである。
写真はお庭に咲いたつわぶきの花です。千両の赤とよく似合っていますね。秋のお花を眺めていたらなんとなくこの句が思い浮かびました。
寂しい句だったんですね。

 |