東京小唄・清元・三味線教室

十二月大歌舞伎No.3

投稿日:2022年12月14日

毛抜☆☆☆
新之助さんが史上最年少で
粂寺弾正を勤めます。
荒事の豪快さに加え
色気と愛嬌をもち
和実味を兼ね備えた捌き役の
弾正をどのように演じるのか
楽しみでした。
毛抜きや小柄が
ひとりでに動き出す様子を見入る見得を
どんなふうに見せてもらえるのかなあ
その原因が磁石と気付き、
槍を小脇に抱えて
天井を見上げた弾正が
見せる元禄見得はどんなかなあ
と楽しみどころがいっぱい。
給仕の秀太郎や腰元の巻絹を口説いては
あっさりと振られて苦笑する弾正を
身体は小さいですが、
新之助さんは雰囲気を出してました。
セリフの後半が
大らかに広がる感じが
父團十郎、祖父團十郎に似ていて、
成田屋の演目だなあと感じました。
これだけできるなんて、カンカンすごーい。
騒動を収めた弾正は意気揚々と
家宝の名刀を肩に担いで
花道を引き揚げます。
カンカン、カッコイイ
思わず声をかけたくなりました。
新之助さんは
お客さんを呼べる役者でしたよ。
gon☆☆☆

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