投稿日:2023年8月17日
新門辰五郎☆☆☆
真山青果作品は好きです。
セリフの応酬ですが、好きです。
最後まで、ついていけるかなあ。
今回は、2時間ですから。
最後には、なるほどそういう意味だったのか
と、発見があれば楽しいものです。
今回は、どんな発見があるのかなあ。
幕末物は、なんとなく苦手意識をもっていました。
幕末の京都が舞台。
一橋慶喜側の新門辰五郎(幸四郎さん)。
会津藩配下の小鉄(勘九郎さん)。
二人の意気地と苦悩が物語の中心。
二条城のほとりで、
辰五郎が、それまでの政局にかかわる立場から、
本来の火消しの心へと戻り、
「祇園様は京都の宝だ、
京都の宝は日本の宝だ」
と、火事場に向かい火事を収めました。
小鉄は、
「政治向きは政治向き、人間は人間だ」
と、攘夷派の水戸藩士を見逃しました。
辰五郎と小鉄は和解。
歌舞伎らしく、落ち着くところに落ち着きました。
今回の真山作品にも発見を味わうことができました。
gon☆☆
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