東京小唄・清元・三味線教室

團菊祭五月大歌舞伎No.6

投稿日:2023年5月30日

梅雨小袖昔八丈
髪結新三☆☆☆
大岡越前守が裁いた材木商白子屋の婿殺しを題材に
河竹黙阿弥が創り上げた作品です。
外題の「昔八丈」は白子屋の娘お熊が死刑の際に
黄八丈を着ていたことに由来するそうです。
児太郎さんが菊之助さんの座組で
使ってもらっていることに感謝です。
それも、お熊の役で。
児太郎さんのお熊は艶っぽかったぁ。
これなら萬太郎さんの手代忠七が惹かれるの無理ないよ。
原作は、四幕十一場の長い演目です。
通しで観てみたいものです。
特に、大岡裁きの場面ですねえ。
下女お菊が重要な役になるので、
できれば、中村しのぶさんでお願いします。
家主長兵衛・権十郎さん、女房おかく・萬次郎さんは
はまり役でした。
小悪党の新三をやりこめ、
骨折り賃として十七両と鰹の半身まで持っていく強欲ぶりでした。
可笑しみのある場面にほっとしました。
二幕目第一場・新三内の場では
小唄〝薩摩さ〟が使われています。
朝湯帰りの小粋な新三や鰹売りが花道から登場の際には、

出だしから聞こえてきます。
芝居の会話中もBGM三味線で〝薩摩さ〟が聞こえてきます。
〝薩摩さ〟シャワーをたっぷり浴びて大満足でした。
gon☆☆

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