
「さっぽろ雪まつり」会場で小唄祝儀曲を口ずさむ 北海道の冬を代表する祭りとして有名な、「さっぽろ雪まつり」 を見てきたヨッシーです。 自衛隊と雪像ボランティアにより制作 する大迫力かつ細部にこだわった大雪像5基は、 昼間に青空の下で見ても、夜のライトアップで見ても感動でした。 また、宿泊先ホテルは「大通会場」沿いにあり、 部屋から一望する景色( 真下に位置する雪像の数々と道路のイルミネーション) を見ながら、また小唄を聴きながら飲むお酒は格別でした。 雪を 題材とする小唄には「初雪」「雪はしんしん」「雪の達磨」 など沢山ありますが、私の頭に浮かぶのは、何故かご祝儀曲「 豊年の雪」なのです。
<豊年の雪>
豊年の雪は貢よ六つの花 白き化粧のやわ肌も 土地温きふところに 何時しか恵む福寿草 春の日ざしに照り映えて ほころび染むる目出度さは 黄金の色も美しう 開く笑顔や 今朝の晴れ
この小唄は、私が春日会の名取りを取得(平成5年) 直後に覚えた曲であります。春日会館での名取式を終え、 盃を賜わった春日とよ福美(第5代)会長と談笑した際 に、「 頑張って春日会を盛り立てて下さいね」 とのお言葉に大感激致しました。戻って直ぐ、 とよ福美会長を知るため小唄解説書を開いてみますと、「 豊年の雪」(伊 東深水詞・春日とよ曲)について、春日とよ福美師が三越劇場「第1回小唄福美会」(昭和28年) を催すに当り、伊東深水がとよ福美師のために扇面に作詞を書いて贈り、 流租とよ師がこれを 作曲して披露したものが「豊年の雪」である。また、 作詞の中には「春日とよ福美」の文字がよみこまれていて、 とよ師の温情やとよ福美師の目出度 い門出を祝っていることも書 いてありました。この日以降、雪と遭遇すると小唄祝儀曲「 豊年の雪」を口ずさんでしまうのです。
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ヨッシー