奥多摩湖散歩

多摩川を遡って行くと、小河内ダムという世界最大の水道用ダムに辿り着きます。ダムの向こう側に広がるのは奥多摩湖。夏の一日、この湖畔を散策していたら、変わった橋を発見しました。筏が連ねられた浮橋で、湖の此岸彼岸を結んでいます。渡ってみると、長閑な揺れと、湖水を渡る風が心地良く感じられました。
小河内ダムの建設により950世帯が湖底に没し、村も大きく分断されました。この浮橋はその代償として設置されたものだとか。当初は「浮き」としてドラム缶が使われていたので、通称は「ドラム缶橋」ですが、今は硬質プラスチック製の「浮き」が使われていました。

浮橋の真上にある小河内神社は、水没した村々の9社11祭神が合祀されています。その経緯から「用水の守護神」であることは当然ですが、一方、多くの神様のパワーが集まっているため、パワースポットとしても有名な場所なのだそうです。そういえば私にも、ちょっと不思議なことがありました…

次はミルさん、よろしくお願いいたします。