吉野川☆☆見せ方がいい。吉野川の急な流れを大道具の滝車が表現しています。丸太の滝車には、浪の模様が描いてあり、要所要所で回転させます。うまく考えられているなぁと思いました。舞台が上流になっており、一階 […]
艶紅曙接拙(いろもみじつぎきのふつつか)☆☆朝顔売り・虫売り・団扇売り・蝶々売り・角兵衛獅子など、江戸時代の風俗を織り交ぜた踊りです。橋之助さんが「怒り上戸」「泣き上戸」「笑い上戸」を踊り分けます。目 […]
東海道中膝栗毛☆☆☆染五郎さんと猿之助さんの組み合わせは、最強ですね。副題に「奇想天外!お伊勢参りなのにラスベガス?!」とあるように、面白いためには何でもありなのです。二人のアイディアが満載です。宙乗 […]
権三と助十☆☆幕開けの「井戸替え」は江戸時代の夏の風物でしたが、初演された大正時代には、すでに東京では見られなくなっていたそうです。それだけ、早く時代が変わっていったんですねぇ。私の注目は、片岡亀蔵さ […]
子持山姥(こもちやまんば)☆☆扇雀さんの独り舞台です。安心して観ることができます。長せりふの「しゃべり」が見どころです。切腹した夫の魂が体内に宿り、後に勇士(坂田金時)が誕生するという話です。そんなば […]
廓噺山名屋浦里☆☆☆笑福亭鶴瓶さんの新作落語が歌舞伎になったと、話題になっていました。新作というのはどうも・・・・。でも、これは見事に裏切られ、作品として成功だと思いました。第五場で花魁浦里が身の上を […]
土蜘☆☆蜘の糸がパッと投げられると、舞台が派手になります。この蜘の糸は舞踊の宗家が糸の作成法や繰り出し方まで、歌舞伎界に伝授されたそうです。各界の協力があっての舞台なんですね。今回の収穫は、巫女役の児 […]
与話情浮名横櫛☆☆楽しみな演目です。休憩時間に通路の荷物やペットボトルを片付けるように係りの人が言っています。これはきっと、お芝居の途中で客席に降りてくるかもしれない!案の定、仁左衛門さんと橋之助さん […]
夕霧名残の正月☆☆舞踏劇です。前回(平成18年)観たときは、先代の雀右衛門さんと籐十郎さんの組み合わせでした。80歳代後半の雀右衛門さんを助けてそしてかばって踊る籐十郎さんが印象的でした。「先輩を助け […]
小さん金五郎☆☆「雁治郎は〜ん」のかけ声に大阪を感じました。悲恋の実話だそうですが、喜劇風の世話物になっているので観やすいです。若手の女形は美しくて、目がうれしいです。でも、できることなら、立ち役さん […]