東京小唄・清元・三味線教室

雪のだるま

投稿日:2014年2月9日

雪の達磨に炭団(たどん)の目鼻
溶けて流るる墨衣(すみごろも)
(本唄)
切れてみやがれ ただおくものか
藁の人形に五寸釘
【解説】
 初代平岡吟舟詩・曲
明治中期に作られた江戸小唄である。
本歌は、「きれてみやがれ」で「藁の人形に五寸釘」は、薄情な男を呪って、昔からよく言う「丑の刻参り」で藁で人形を作って五寸釘で立木に打ち付け男を呪い殺すという呪法のことである。替え歌がいくつもできてよく唄われる「雪のだるま」は替え歌である。

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